マンUのアカデミーで期待されていたモリソン photo/Getty Images
素行不良もあって移籍続きのキャリアに
マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーから出てきた際には驚異的な才能の持ち主と評判だったものの、その後の素行不良などもあり、トップリーグではほとんど活躍できずにいるMFラヴェル・モリソン。
リオ・ファーディナンドなどクラブOBの中にもモリソンの才能を絶賛する者はいるが、モリソンの場合はとにかく問題児だった。
『The Athletic』のインタビューにて、モリソンは自分が『悪童』の代名詞のようになっていると昔を振り返っている。32歳を迎えた今は多少落ち着いたようだが、若い頃のイメージが消えないことに複雑な思いもあるようだ。
「今俺がイングランドのクラブと契約すれば、おそらくは全てのメディアが否定的な意見を書くだろうと断言できる。ユナイテッドの選手がトラブルを起こせば、必ず『NEXTモリソン』なんて呼ばれる。SNS上で俺の名前がリンクされていることがあるから、『ああ、またか。こんなことが続いてもう何年になる?』と思うね。今になって思うのは、早い段階で悪名が通れば、それが一生続いてしまうということだ。少なくとも俺の場合はね。多くの人が今でも俺について様々な意見を出してくるが、それらは10~15年前の俺の行動がベースになっている。でも今は32歳だ。世界中でプレイし、素晴らしいキャリアを築いてきたと思っている。
モリソンは1つのクラブに定着することがなく、とにかく移籍の多いキャリアを過ごしている。近年では2022年にアメリカのDCユナイテッドと契約し、昨夏にはUAEのプレシジョンFCに在籍している。語られるのは今現在のパフォーマンスではなく、昔の悪かったエピソードがほとんどだ。モリソンとしては思うところもあるようだが、それも仕方がないか。