バルセロナのレジェンド・メッシ photo/Getty Images
全盛期に共にプレイしていた
現在レアル・ベティスでプレイするDFマルク・バルトラ(34)はバルセロナ時代にチームメイトだったリオネル・メッシのロッカールームでの様子を明かした。スペインのテレビ番組「Viajando con Chester」にて語った様子を『Mirror』が報じている。
バルトラは2010年にトップチームデビューを飾ってからドルトムントに移籍する2016年夏までバルセロナでプレイしたが、当時全盛期とも言える時間を過ごしていたメッシの自己批判と失敗から立ち直る強さを目の当たりにしたという。
バルトラによると、メッシは自分がミスを犯した時ロッカールームで自分自身を責めていたという。時にはハーフタイムに怒りのあまりに着ているユニフォームを引っ張りながら自分自身に罵声を浴びせることもあったというが、後半にはその失敗を取り戻すメッシを何回もみてきたとバルトラは語った。
「彼はサッカーのフィールドで嫌な瞬間を経験してきた。PKを外した時、ロッカールームで自分自身に罵声を浴びせ、シャツを引っ張っているのを見たことがある。『俺は何てことをしたんだ』と言っているのが聞こえたよ」
「そして後半、彼は最高のパフォーマンスを見せ、フィールドを支配するんだ。それが彼を最強にしたんだ。技術以上に重要なのは、再び立ち上がることだ。自分に起こった出来事に対してどう対処すべきか、遭遇した出来事に対してどのような解決策を見出すかを理解することだ。被害者ぶるのではなく、責任を持って受け止めることが大切なんだ」
近年のサッカー界の顔としてトップを走り続けていたメッシ。史上最高のサッカー選手という声もあるが、メッシを世界最高の選手たらしめる理由はバルトラが明かしたような自分自身への厳しさにあるのかもしれない。