レアルのアルダ・ギュレル photo/Getty Images
本来は2列目のアタッカー
レアル・マドリードのシャビ・アロンソ監督は、同クラブのアルダ・ギュレルをボランチで起用することを検討しているようだ。
2012年8月から約13年間にわたってゲームメイカーとして活躍してきたルカ・モドリッチが退団したことで、レアルは彼に代わる新たな司令塔を必要としている。
そうした中、スペイン紙『AS』によれば、シャビ・アロンソ監督はこれまで2列目のポジションに入ることの多かったギュレルをさらに後方のボランチで起用することを計画していて、今月開幕のFIFAクラブワールドカップ2025で早速テストする方針であるという。自身も現役時代はボランチとして活躍したシャビ・アロンソ監督は、ギュレルにはこのポジションの適性があると考えているようだ。
2023年7月にフェネルバフチェから加入した際には次世代スター候補として活躍が期待されていたギュレルだが、前線やサイドに世界トップクラスの選手が揃うレアルでレギュラーポジションを確保するのは容易ではない。今シーズンも途中出場やベンチ外となる試合も多く、十分な出場機会を得られていない。
こうした状況に加えて、レアルはリーベル・プレートとフランコ・マスタントゥアーノの移籍をめぐる交渉で大詰めを迎えていて、同選手の加入はほぼ確実と見られている。左利きで2列目中央や右サイドのポジションを得意とするマスタントゥアーノの特長はギュレルと全く一緒であり、移籍が正式に決まればギュレルのボランチ転向の可能性もさらに高まることになるかもしれない。