ボカでプレイするロホ Photo/Getty Images
ベテランが先発へ
ボカ・ジュニアーズのDFアイルトン・コスタが、米国ビザの取得に失敗し、FIFAクラブワールドカップを欠場することが明らかとなった。『ESPN』が報じている。
コスタはチームが今週日曜日にマイアミへ出発した際、ビザ審査が未完了で同行できなかった。それでもグループC初戦・ベンフィカ戦に向けて登録メンバーには名を連ねていたが、最終的に米国入国が拒否された。
ボカはビザ却下の詳細理由を明かしていないが、コスタは2018年にアルゼンチン・ベルナルで起きた強盗未遂事件に関与したとされる過去を持つ。今回の判断に、その経緯が影響した可能性もある。
主力を欠くことになったミゲル・ルッソ監督は、構想していた先発の一角を変更せざるを得なくなった。グループCにはベンフィカのほか、バイエルン・ミュンヘン、オークランド・シティ(ニュージーランド)も名を連ねており、厳しい戦いが予想される。
なお、新加入のDFマルコ・ペッレグリーノも、筋肉系の負傷から回復途中で起用は微妙。これを受けて、ベテランのマルコス・ロホが先発出場する見通しだ。今季は公式戦13試合に出場し、1ゴールを記録。ユナイテッドやアルゼンチン代表で培った豊富な経験を武器に、チームの精神的支柱として存在感を発揮している。CWCという重要な舞台で、彼のプレイには大きな期待が寄せられている。