今冬ラツィオへ移籍したプロフストガード photo/Getty Images
サッカー選手としては珍しい経歴か
現在スロバキアにてU-21欧州選手権2025が開催されているが、それにU-21デンマーク代表の主将として出場しているのがラツィオDFオリヴァー・プロフストガードだ。
今冬にデンマークのヴェイレBKからラツィオ入りしたプロフストガードは、今季セリエAで2試合だけ出番を得た。
そんなプロフストガードには、ちょっと変わった経歴がある。2021年にesportsの『eChampions League』で王者に輝いているのだ。
これはゲームの『FIFA21』を使用した大会で、プロフストガードは『OliverPN』というチームを作って大会を制している。当時はコロナ禍だったこともあり、ロックダウン期間にゲームをやりまくったのだという。
「僕は何かやるなら常に全力を尽くすとのスタンスで生きてきた。当時は学校と怪我のリハビリを終え、夕方の5時くらいから夜遅くまでゲームをしていたんだ。気分転換にもなったし、常に上達しようと努力していた。ただ楽しむだけでなく、上手くなりたかったんだ。全てはロックダウン期間中に小さなプライベート大会に参加したことがきっかけで、その時にトッププレイヤーに勝てると気付いた。そこからランキングが上がり、最終的にeChampions Leagueへの出場権を獲得することができたんだ」
優勝賞金7万5000ドルを手にし、プロフストガードはそれ以降esportsの大会には参加していない。今冬には現実のサッカー選手としてラツィオへのステップアップを果たしていて、今後はリアルの世界でチャンピオンズリーグやワールドカップの舞台を目指していくことになる。