「66」の背番号が象徴的だったA・アーノルド Photo/Getty Images
66番はトレードマークだった
レアル・マドリードへの移籍が発表されたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルド。今夏のクラブワールドカップに臨むメンバーが発表されたが、もちろんA・アーノルドもメンバー入りしている。
しかし、背番号は「12」を背負うことがわかった。A・アーノルドといえば「66」の背番号が印象的だが、レアルに所属している限り「66」をまとったA・アーノルドの姿は拝むことができないようだ。
ラ・リーガはプレミアリーグよりも背番号に関する規則が細かく、トップチームの選手たちは1から25までの番号を着用しなければならない。つまり、「66」を背負ったA・アーノルドはしばらく見られなくなる。
デビュー時からずっと「66」を着用していたA・アーノルド。その背景については明言されていないが、以前リヴァプールの公式サイトのインタビューで、キットマネジメント・コーディネーターのリー・ラドクリフ氏がA・アーノルドの「66」について触れていたことがある。
「彼が66番を背負って、(チャンピオンズリーグの)トロフィーを掲げているのを見たとき、少し奇妙な気分だったよ。自分の意思で選んでいたわけでもないのに、あんな大きな番号で満足そうにしている選手はいないからね」
「以前にも『番号はこのままでいいよ。僕は66番で続ける』と言っていた。彼は自分の番号が長年にわたって象徴のようになることをあまり自覚していないようだった。一般的にはトップチームに定着し始めた若手は1年くらい経つと、もっと小さな番号に変更するようリクエストしてくるものだ。だけど、トレントは明らかにあの番号が気に入っているようだったね」
「12」を背負ったA・アーノルドの姿に、はじめは違和感を覚えるかもしれない。
※電子マガジンtheWORLD306号、6月15日配信の記事より転載