久保建英のいとこの久保凛 photo/Getty Images
目標タイムは切れず険しい表情
陸上の近畿高校総体最終日が15日に行われ、女子800メートルの決勝では日本記録保持者の久保凛が大会新記録となる2分2秒76でゴールし優勝。大会3連覇を達成した。
いつものようにスタートから飛び出し、1周目は58秒で通過した久保。2周目に入ってもそのままリードを広げ、他を寄せ付けず最後まで走り抜いた。日本記録1分59秒93を更新することはできなかったが、自身が持つ大会記録2分3秒50は塗り替えた。
ただこの日のレースを振り返った久保に笑顔はなかった。「1周目の通過が良く、2周目に伸びたらと思っていたが、全然伸びなかった。そういうところが納得いかなかった。それでも大会記録で走りきることはできたので、収穫はあったかなと思う」と語った。
次戦は7月4日に開幕する日本選手権となる。彼女の一番の目標は9月の世界選手権東京大会に出場すること。既に開催国枠エントリー設定記録2分0秒99はクリアしているが、世界のランナーと対等に渡り合うためにも、参加標準記録1分59秒00を切りを狙う。