ライバルから引き抜き成功 塩越柚歩が浦和を離れ東京ヴェルディ...の画像はこちら >>

ヴェルディへの移籍が決まった塩越 Photo/Getty Images

新たな挑戦へ

三菱重工浦和レッズレディースに所属していた塩越柚歩が、2024-25シーズンのWEリーグ王者・日テレ・東京ヴェルディベレーザへ完全移籍で加入することが発表された。浦和の下部組織で育ち、主力としてチームを支えてきた攻撃的MFが、ライバルクラブへの移籍を決断した格好である。



塩越はこれまで浦和でのリーグ連覇に大きく貢献。2024-25シーズンには、なでしこリーグ1部で19試合に出場し3得点をマーク。さらに女子ACLでは4得点を挙げ、得点王に輝いている。個人としても、2020年になでしこリーグ ベストイレブン、2023-24にはWEリーグ ベストイレブンに選出されるなど、国内トップクラスの実力を証明してきた。

移籍に際し、クラブ公式サイトを通じて「歴史あるクラブの一員となりプレイできることを嬉しく思います。タイトル獲得のために自分自身の全てを出して闘います。応援よろしくお願いします!」と力強くコメント。ベレーザの新たな中盤の核として、自らの経験と技術を注ぎ込む意気込みを示した。

ヴェルディにとっては、リーグ覇者としての地位を維持するうえで大きな戦力補強となる一方、浦和にとっては生え抜きの象徴的存在を失う形となった。女王の座を争う両クラブの競争は、新シーズンさらに激しさを増すことになりそうだ。

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