ボタフォゴでプレイするフレイタス photo/Getty Images
初戦ではシアトル・サウンダーズを撃破
現在アメリカで開催されているクラブワールドカップ2025(CWC)。32チーム制に拡大されたCWCについては賛否両論あり、欧州トップクラブのモチベーションを心配する声もあった。
しかし、少なくとも他大陸のクラブには特別なモチベーションがある。CWCの活躍がブラジル代表入りに繋がるかもと期待をかけるのは、ブラジルのボタフォゴでキャプテンマークを巻く30歳のMFマルロン・フレイタスだ。
フレイタスはフルミネンセのアカデミーで育った選手で、そのキャリアのほとんどをブラジル国内で過ごしてきた。ブラジル代表でプレイした経験はなく、世界的には無名な選手と言えよう。そんなフレイタスにとってCWCは自身をアピールする貴重な機会だ。
ボタフォゴはグループステージ初戦でアメリカのシアトル・サウンダーズを2-1で撃破し、フレイタスもキャプテンマークを巻いて86分間出場。『ESPN』によると、フレイタスもセレソン入りの夢に繋がればと語っている。
「どのクラブもこの大会への出場を望んでいたはずだよ。CWC出場は僕たちにとって前例のない偉業なんだ。ボタフォゴのポテンシャルと、これまでの努力を証明するチャンスだ。CWCでの好成績がセレソン入りに繋がることを期待している」
この大会では欧州トップクラブと対戦するチャンスもある。南米のクラブでプレイする選手たちにとっては実力をアピールするチャンスであり、欧州トップクラブを撃破してやろうと特別なモチベーションもあるはずだ。