今夏シティに加わったラインデルス photo/Getty Images
今後が楽しみな選手
クラブW杯初戦でモロッコのウィダード・カサブランカと対戦したマンチェスター・シティ。フィル・フォーデンとジェレミー・ドクがゴールを決め、2-0の勝利を飾った。
ピンチになるシーンもあったが、初戦を白星スタートで切ったシティ。そんなこの試合では2人の新戦力がデビューを飾った。リヨンから加入したラヤン・チェルキとACミランから加入したタイアニ・ラインデルスだ。
2人ともスタメンに名を連ねたが、特に好パフォーマンスを見せたのがフル出場したラインデルスだ。本職は1列前になるが、この試合アンカーでスタートした同選手は『SofaScore』のデータによると、74本中68本のパスを成功させ、成功率は92%を記録。さらにキーパス1本、地上戦は3回中2回勝利というスタッツを残した。
ペップ・グアルディオラのサッカーにフィットするまで時間がかかる選手もいるなか、デビュー戦から記憶に残るパフォーマンスを見せたラインデルス。ロドリが投入されてからはポジションを上げたが、より高い位置でのプレイも楽しみな選手だ。
英『Manchester Evening News』はこの日のラインデルスに10点満点中の7点をつけており、これは得点を決めたフォーデンとドク(共に8点)に次ぐ点数だ。ネイサン・アケとヴィトール・レイスも同じく7点を獲得したが、同メディアはラインデルスを「自信に満ちたデビュー。ボールを扱うことに対して自信に溢れており、ディフェンスラインの間をパスで突破して走者にボールを供給するプレイも積極的に行っていた」と評した。
ロドリやニコ・ゴンザレスとの共存も楽しみなラインデルスだが、タイトル奪取を目指すペップ・シティにとってキーマンの1人になるかもしれない。