スタートダッシュに成功するのはどのクラブか Photo/Getty Images
ホーム9連続開幕だが......
新シーズンのプレミアリーグにおいて、マンチェスター・ユナイテッドが全クラブ中で最も厳しい開幕日程に直面することが、データ分析サービス『Opta』の調査によって明らかとなった。
『Opta』は、世界中の1万5000以上のチームを対象とした「Opta Power Rankings」に基づいて各クラブの対戦相手の強さを定量的に評価。
プレミアには「Opta Power Rating」で100.0を記録し世界1位にランクされたリヴァプール(最も対戦が難しい相手)から、82.3で世界123位のサンダーランド(イングランドのトップリーグで最も対戦しやすいチーム)までが含まれている。
この分析によれば、マンチェスター・ユナイテッドは最初の5試合で昨季のトップ4のうち、アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシーの3チームと激突する日程を抱えており、その難易度は全20クラブ中で1位。2位には冨安健洋が所属するアーセナルが入り、開幕5試合でユナイテッドやリヴァプール、ノッティンガム・フォレスト、シティと対戦する。両者が極めて過酷なスタートを迎える形となった。
一方で、開幕戦の戦績に関して言えば、ユナイテッドには明るいデータもある。プレミアリーグ創設以降、開幕戦33試合中22試合をホームで戦っており、2025−26シーズンも9季連続でオールド・トラッフォード開幕となる予定だ。また、プレミアリーグ開幕戦での勝率が67%と、同リーグで最高の記録を誇っている。アーセナルにとっては難しい試合になるだろう。
なお、日本人選手所属クラブでは、遠藤航のリヴァプールが5位、田中碧のリーズ・ユナイテッドが8位、三笘薫のブライトンが11位、鎌田大地のクリスタル・パレスが19位にランクイン。最も難易度の低いスケジュールが与えられたのはアストン・ヴィラであるとされている。
タイトル奪還を狙うマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルだが、開幕早々の厳しい試練がチームの真価を問うことになりそうだ。