スペツィアで結果を残してきたフランチェスコ photo/Getty Images
バックアッパーFWとして計算できるか
今季セリエBで19ゴールを挙げ、得点王に輝いたのはスペツィアFWフランチェスコ・エスポジトだった。19歳のエスポジトはインテルからスペツィアにレンタル移籍していた若きイタリア人ストライカーで、所属元のインテルにとって理想的なレンタル移籍になったと言える。
問題は、今後インテルでチャンスを得られるかどうかだ。現在のインテルではラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムの2トップが絶対的な存在で、そこに今季はマルコ・アルナウトビッチとメフディ・タレミが3番手&4番手として控えている構成だった。
インテルは今年4月にエスポジトとの契約を2030年まで延長していて、インテル側がエスポジトを評価しているのは間違いない。しかし、現時点でインテルの1番手FWとなるのは難しいだろう。
まずはバックアッパーの立ち位置からアピールしていくしかないが、伊『Calciomercato』はFW4番手以下となる場合は移籍を選んだ方がいいかもしれないと伝えている。19歳と若いエスポジトにとって、出場機会が何より重要だからだ。
インテルからレンタル移籍しているのは兄のFWセバスティアーノ・エスポジトも同様で、今季はエンポリにレンタル移籍してセリエA8ゴールとまずまずの結果を残している。やはり成長には出場機会が欠かせず、セバスティアーノもインテルの戦力になれるか注目される。
今季セリエBで得点王となったフランチェスコ、セリエAで結果を出しつつあるセバスティアーノはイタリアサッカー界にとっても貴重なゴールゲッターだが、インテルで未来はあるだろうか。