目指すはノイアー、エジル、フンメルス、ボアテングら黄金の“2...の画像はこちら >>

中でもウォルトマデは特別な才能だ photo/Getty Images

グループ最終節でイングランドをも撃破

18日にU-21欧州選手権・グループステージ最終節でU-21イングランド代表と対戦し、2-1と勝利を収めたU-21ドイツ代表。これで無傷のグループ3連勝となり、ここからの決勝トーナメントに臨む。

すでに2連勝を収めていたドイツはイングランド戦でエースのニック・ウォルトマデら一部主力を休ませたのだが、それでもタレント揃いのイングランドに勝ってしまうのだから見事だ。独『Bild』は、歴代でも史上最高のU-21ドイツ代表かもしれないと未来に胸躍らせている。

今回のチームにはフライブルクの守護神ノア・アトゥボル、フランクフルトDFナサニエル・ブラウン、MFアンスガー・クナウフ、今季はバイエルンからハイデンハイムにレンタル移籍していた期待の19歳MFパウル・ヴァナーなど、国内でプレイする選手を中心に実力者が揃っている。

ドイツのU-21世代は過去に3度欧州選手権を制しており、最初は2009年大会だ。当時はGKマヌエル・ノイアー、DFマッツ・フンメルス、ジェローム・ボアテング、ベネディクト・ヘヴェデス、MFサミ・ケディラ、メスト・エジルら豪華タレントが揃っていて、彼らの世代はその後2014年のワールドカップを制することになった。まさに黄金世代と言えよう。

次は2017年に優勝しており、この時はMFマックス・マイヤー、マクシミリアン・アーノルド、FWセルジュ・ニャブリ、DFニクラス・シュタルクらが主軸だった。マイヤーなど少々伸び悩んだ選手もいるが、当時も実力者は揃っていた。

3度目は2021年大会で、この時はDFリドリー・バクー、ニコ・シュロッターベック、ダビド・ラウム、MFフロリアン・ヴィルツ、FWルーカス・ヌメチャ、ジョナタン・ブルカルト、カリム・アデイェミら現A代表メンバーも多く入っていた。

ただ、この3度の大会でもグループ3連勝は達成していない。もちろん優勝の結果が何より大事なのだが、同メディアは今のU-21世代に当時の世代を超えてほしいと期待をかけているのだ。

特にウォルトマデはこの世代の要注目プレイヤーで、すでにA代表でもプレイしている198cmの大型ストライカーだ。2021年大会を制しているヴィルツもワールドクラスの選手へと成長しており、これらの世代を中心に狙うは2026、2030ワールドカップの優勝だ。再び強いドイツが戻ってくる気配があり、国内での期待は高まっている。

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