チェルシーでプレイするパーマー Photo/Getty Images
マークされる存在に
元チェルシーのジョン・オビ・ミケル氏が、FIFAクラブワールドカップ・グループステージ第2戦のフラメンゴ戦におけるコール・パーマーのパフォーマンスに懸念を示した。『DAZN』に出演したミケル氏は、「またしても彼が“消えてしまった”試合だった」と語っている。
今季のパーマーは公式戦で15ゴール12アシストと数字上では結果を残したものの、1月下旬以降のプレミアリーグではわずか1得点(PK)にとどまり、決定力と存在感の低下が問題視されていた。
フラメンゴ戦では82分にマルク・ギウと交代しピッチを退いたが、それまでの内容は精彩を欠いたものとなった。チェルシーは同試合を1−3で落とし、グループ突破に黄信号が灯った。
ミケル氏は「彼は今やマークされる存在。相手にとって“パーマーを排除すれば、チェルシーを止められる”という認識がある。だからこそ、彼は新たなアプローチを見つけなければならない」と指摘。その上で「監督の助けも必要だ。もっと自由を与えて、スペースを確保すべき」と提言した。
さらに、新加入のリアム・デラップとの連携についても「まだ発展途上だが、今後の希望となるはず」と語り、復調への鍵は攻撃陣全体の連動性にあるとの見解を示した。
チェルシーは初戦でLAFCに勝利していたが、フラメンゴに敗戦。最終節ではエスペランス・チュニスとの一戦を迎えるが、この試合ではフラメンゴ戦での退場でニコラス・ジャクソンが出場停止。後半途中出場からわずか4分での退場劇はチームにとって大きな痛手であり、グループ突破へ向けた正念場が続く。