マインツで活躍する佐野 photo/Getty Images
マインツの中盤でフル稼働
今季のブンデスリーガでサプライズ選手の1人となったのがマインツに加入した日本代表MF佐野海舟だ。
鹿島アントラーズからやってきた佐野は、ドイツの人にとってはほぼ無名だったはず。
独『Kicker』はシーズンが終了したタイミングで各ポジションの選手をランキング形式で振り返っているが、佐野はいきなり『ブンデスリーガ3番手の守備的MF』にリストアップされている。No.1はバイエルンMFジョシュア・キミッヒ、No.2はシュツットガルトのアンジェロ・スティラーだ。
「佐野はシーズン前半からどんどんパフォーマンスを向上させた。394kmの走行距離はリーグ最長であり、後半戦の欠場時間は僅か16分。マインツにとって不可欠な存在であることを証明した一方で、唯一の欠点は得点力不足だ。ただ、やや攻撃的なナディエム・アミリとのコンビはバランスが良い。日本代表にも再び招集され、多くのクラブの注目を集めている」
同メディアはこのように佐野を称えていて、相棒のアミリが守備的MF第4位に選ばれている。マインツにとってこの2人がいかに重要だったかが分かるランキングだ。
ちなみに5位はバイエルンMFレオン・ゴレツカ、6位はドルトムントのパスカル・グロス、7位はレヴァークーゼンのエセキオル・パラシオスと続く。ドイツ代表の実力者たちを抑えてのTOP3入りは見事であり、この1年のインパクトは非常に大きいものがあった。