ACLでロナウドに対応する高井 photo/Getty Images
実現すれば大きな挑戦に
今季のヨーロッパリーグを制したトッテナムが川崎フロンターレ所属の日本代表DF高井幸大の獲得に動いている。
日本代表ではすでに戦力となっているが、トッテナムのサポーターにとってはまだまだ無名に近い存在だろう。
ロナウドの他にもサディオ・マネら豪華戦力を誇るアル・ナスルに対し、川崎は明らかに不利との見方だった。しかし川崎は組織力でアル・ナスルに対抗し、見事3-2で撃破。その後の決勝では同じサウジアラビアのアル・アハリに0-2で敗れてしまったが、準優勝となった川崎のパフォーマンスも見事だった。
同メディアは「高井はC・ロナウドを相手にその実力を発揮した。フロンターレはロナウド、マネらを相手に3-2の勝利を収め、高井も多くの称賛を浴びた」と紹介している。
気になるトッテナムのCB序列だが、今季はクリスティアン・ロメロとミッキー・ファン・デ・フェンが第一選択だ。しかしロメロには移籍の噂があり、その場合は序列に変化が起こる。
ルーマニア代表のラドゥ・ドラグシンは負傷の影響があり、アーチー・グレイやベン・デイビスを臨時のセンターバックと計算するかは新指揮官トーマス・フランク次第だ。
また高井より若い18歳の選手だが、クロアチアのハイドゥク・スプリトより193cmの大型DFルカ・ヴスコビッチの獲得もまとめている。今年6月にクロアチア代表デビューも果たしている逸材で、ヴスコビッチも戦力になってくるか。
ポジションを得るのは簡単ではないだろうが、ELを制したトッテナムは来季のチャンピオンズリーグをはじめ、複数のコンペティションを戦っていくことになる。