チェルシーのクリストファー・エンクンク photo/Getty Images
チェルシー移籍後は不振
2021-22シーズンに20ゴール13アシストでブンデスリーガ年間最優秀選手に選ばれ、翌2022-23シーズンにはブンデスリーガ得点王のタイトルも獲得したクリストファー・エンクンクが2023年6月にライプツィヒからチェルシーに移籍した時、彼のさらなる飛躍を多くの人々は確信していた。
しかし、入団後の2シーズンは怪我による離脱を繰り返し、プレミアリーグでは38試合に出場して6ゴール2アシストと振るわず、周囲の期待に応えるような成績を残せていない。
こうした中、フランス紙『L‘Equipe』はマンチェスター・ユナイテッドがエンクンクの獲得を検討していると報じている。今シーズンは近年稀にみる大不振に陥ったため、同クラブは巻き返しに向けて新戦力の獲得を計画していて、その中でエンクンクをアタッカーの補強候補としてリストアップし、既に同選手の代理人と接触したとも同紙は伝えている。
ドイツメディア『Transfermarkt』によれば、現在のエンクンクの市場価値は3500万ユーロ(約59億円)と見込まれているため、このあたりの金額をチェルシーが交渉開始の最低ラインに設定している可能性が高い。しかし、エンクンクにはユナイテッドだけでなくバイエルン・ミュンヘンやバルセロナも興味を示していることから、これらのクラブの動向次第ではさらに多くの移籍金を提示する必要があるかもしれない。