去就が注目されているサンチョ photo/Getty Images
複数のクラブが獲得に興味
ジェイドン・サンチョの去就に注目が集まっている。昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドからチェルシーに期限付き移籍で加入していた同選手は、UEFAカンファレンスリーグでは8試合で2ゴール5アシストの活躍で優勝の立役者の一人となったが、プレミアリーグでは好調だったシーズン序盤を除けば得点に絡む場面が少なく存在感を示すことができなかった。
今月11日(現地時間)にチェルシーはサンチョのユナイテッド復帰を発表した。しかし、同クラブのルベン・アモリム監督はサンチョを来シーズンの構想から外しているとされることから、今年夏の移籍市場での放出が有力視されている。
サンチョをめぐっては既にユヴェントスとナポリが獲得に興味を示していて、さらにイギリスメディア『DAZN』によればトルコのフェネルバフチェも同選手を補強候補としてリストアップし、移籍金1800万ユーロ(約30億円)と3年契約で年俸1200万ユーロ(約20億円)というオファーを提示したという。また、クラブ間交渉に先立ってフェネルバフチェのジョゼ・モウリーニョ監督が自らサンチョに電話をかけて入団を説得したとも同メディアは伝えている。
フェネルバフチェは、2列目中央もしくはサイドでプレイできるアタッカーの獲得を狙っていて、この条件はサンチョの特徴とも合致する。それに加えて、同クラブのライバルであるガラタサライが既にバイエルン・ミュンヘンからレロイ・サネを獲得したのに続いてイルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)やマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)にも触手を伸ばしていることから、彼らに後れを取らないためにビッグネームの獲得を急いでいるという事情もあるようだ。