オリンピアコスでブレイクしたコストゥラス photo/Getty Images
昨夏に続いて積極的な夏に
アメリカでクラブワールドカップ2025の戦いが続く中、新シーズンへ着々と準備を進めているブライトンの補強策を見逃してはならない。
昨夏もブライトンは2億8000万ユーロもの資金を補強に投じていて、FWジョルジニオ・ルターやヤンクバ・ミンテ、MFマッツ・ウィーファーなど、即戦力となる選手を複数枚獲得する積極的な夏を過ごしてきた。
その積極性は今夏も健在で、ブライトンは若手有望株を多く獲得している。ここまでの目玉選手となるのは、ギリシャのオリンピアコスから獲得した18歳のFWチャランポス・コストゥラスだ。
18歳ながらU-21ギリシャ代表でもプレイしているセンターフォワードで、2023-24シーズンにはオリンピアコスのU-19チームでUEFAユースリーグ制覇に貢献。コストゥラスも5ゴールを奪っており、その活躍から今季はトップチームへ昇格。そこでもリーグ戦6ゴールと結果を出しており、ブライトンは3500万ユーロもの資金を投じてコストゥラス獲得をまとめている。
さらにプレミアリーグ昇格を決めたサンダーランドから19歳のFWトム・ワトソン、イタリアのヴェローナから21歳のDFディエゴ・コッポラ、3月には韓国Kリーグの大田ハナシチズンから18歳のFWユン・ドヨンの獲得も決めていて、近年ヒットを続けているブライトンの補強が今回も当たるのか注目される。
英『The Guardian』はブライトンがオーナーのトニー・ブルーム氏、さらにはテクニカルディレクターのデビッド・ウィアーを中心にデータ分析を重視した補強策を展開していると伝えていて、今季でPSVとの契約が満了となる27歳のDFオリヴィア・ボスカリとの契約にも近づいているという。
このあたりの補強もデータを重視したものとなっているようで、新シーズンにどんなチーム構成となるのか非常に興味深い。