ゴールを決めたヴィニシウス photo/Getty Images
要所で際立った個の力
26日(現地時間)、レアルマドリードはFIFAクラブワールドカップ2025のグループリーグH組第3戦でザルツブルクと対戦し、3-0で勝利した。
ともに決勝トーナメント進出の可能性を残してグループリーグ最終戦に臨んできた両チームの対戦は、序盤からレアルがザルツブルク陣内でボールを保持してチャンスを狙う展開が続く。
そうした流れの中から40分にジュード・ベリンガムの自陣からのスルーパスに反応して相手の背後に抜け出したヴィニシウス・ジュニオールが左足でシュートを決めて先制点を奪い、さらに前半アディショナルタイム3分にはゴール前でヴィニシウスのパスを受けたフェデリコ・バルベルデが右足で追加点をマーク。レアルが前半を2点リードで折り返す。
後半に入るとザルツブルクは高い位置からハイプレスを仕掛け、カウンターから相次いでゴールチャンスを迎えるが、ティボー・クルトワを中心としたレアル守備陣が踏ん張り、得点を許さない。
レアルのシャビ・アロンソ監督は67分にベテランのルカ・モドリッチを投入し、主導権を取り戻しにかかる。すると84分、自陣でのボール奪取からトレント・アレクサンダー・アーノルドが前線にいたゴンサロ・ガルシアにスルーパスを供給。このボールは相手ディフェンダーに当たって通らなかったが、こぼれ球をガルシアがすぐさま拾ってゴール前までドリブルで運び、最後は右足でシュートを決めて貴重な追加点を記録。試合の行方を決定づける。
試合はこのまま3-0のスコアでタイムアップ。レアルが勝ち点を7に伸ばし、グループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。