「日給いくら?」「16人のフルタイムスタッフ」 CR7の契約...の画像はこちら >>

ポルトガル代表でプレイするC・ロナウド Photo/Getty Images

前代未聞の特典尽くし

クリスティアーノ・ロナウドがアル・ナスルとの新契約にサインし、スポーツ界史上最も高額な契約が成立したようだ。『The Sun』によると、その総額は2年間で基本給だけでも約4億9200万ポンド(約970億円)に達するという。



契約期間は2年間で、日給にして約48万8000ポンド(約9684万円)。ロナウドはこの新契約によって、同クラブの「アンバサダー」として、あらゆる面で破格の待遇を受けることになるようだ。これには年俸に加え、契約時に受け取る2450万ポンド(約49億円)のボーナス(2年目オプション発動で3800万ポンド(約75億円)に増加)も含まれている。

さらに、ロナウドにはクラブ株15%の譲渡も行われる予定で、その評価額は3300万ポンド(約65億円)に上るとされている。加えて、サウジ・プロリーグ優勝時には800万ポンド(約16億円)、得点王になれば400万ポンド(約8億円)、AFCチャンピオンズリーグ優勝時には650万ポンド(約13億円)のボーナスが支払われる条項も含まれている。

同紙によれば、アル・ナスルはロナウドの私生活にも多大な配慮をしているようだ。3人の運転手、4人のハウスキーパー、2人の専属シェフ、3人の庭師、そして4人の警備員を含む計16人のスタッフがフルタイムで彼と家族をサポートし、費用はクラブが全額負担。その額は年間で約140万ポンド(約2億8000万円)と見積もられている。

さらに400万ポンド相当のプライベートジェット使用費もクラブが支払い、サウジ企業やアジア圏とのスポンサー契約を通じて6000万ポンド(約119億円)の追加収入も見込まれている。

サウジ・プロリーグ関係者の証言によると、ロナウドの残留には大きな懸念があったという。特にクラブ・ワールドカップ出場を狙う複数クラブからの関心が高まる中、リーグ全体の象徴であるロナウドを失うことは許されない状況だったという。

「彼はこのリーグの顔であり、他のスーパースターを引き寄せる存在だ。
彼を維持するためには、金でも何でも与える必要があった」と関係者は語っている。

クラブは、ロナウドが現役引退後も引き続き影響力を発揮できるよう、株式保有という形で長期的関係を築く意図があるようだ。彼の存在がリーグの「未来」であるとの認識は明白であり、その影響力は国内外の選手や企業に及ぶ。

サッカー史上最も成功した選手の1人であるロナウドが、今後もサウジアラビアのフットボールを牽引していくことになりそうだ。

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