ブレントフォードのキース・アンドリュース新監督 photo/Getty Images
トーマス・フランク監督の後任を任された
プレミアリーグのブレントフォードがキース・アンドリュース氏を新監督に任命したと発表した。トッテナムに引き抜かれたトーマス・フランク前監督の後任として新シーズンに臨む。
アンドリュース氏は44歳の元アイルランド代表選手で、現役時代はウルブズやブラックバーン、ウェストブロムなどでプレイし、現在はセリエAのコモに在籍するデレ・アリが所属した過去を持つMKドンズで指導者業をスタートさせている。
その後はアイルランドの代表でアシスタントコーチを務める、24-25シーズンにシェフィールド・ユナイテッドからブレントフォードに加入している。彼の役割はセットプレイコーチで、その1年後にフランク監督の引き抜きもあり、トップチームの指揮官に抜擢された。
昨季のブレントフォードはセットプレイから14ゴール、失点はわずか3つとなっており、彼のセットプレイコーチとしての腕前は問題ないといえる。昨季のプレミアでは最もセットプレイからの失点が少なく、得点数はアーセナル、クリスタル・パレス、ノッティンガム・フォレスト、アストン・ヴィラ、ブライトン、エヴァートンに次ぐ数字だった。
現役時代はアンドリュース氏とともにプレイし、指導者としてはMKドンズ時代に同じチームを支えた経験を持つマシュー・アップソン氏は『BBC』にて、ブレントフォード新指揮官への思いを語った。
「このような任命は稀で、リスクがあると思う。でも、正直なところすごく興奮している。みんながこの話題について話しているんだ。キースのキャリアは今、加速している。でも、周囲の人たちは、彼を知っているからこのチャンスが得られた理由を理解していると思う」
「彼は非常に人当たりの良い人物で、選手たちとのコミュニケーションは非常に良好だった。ピッチ上では話し上手で、それがコーチングにもつながっていると思う」
「彼に監督経験はないが、それを成し遂げるだけの個性と信念があり、それはインタービューだけでなく、ここ数か月でのクラブでの働きからも伝わっているはずだ」
これまでは長くアシスタントコーチとしてチームを支えてきたアンドリュース氏。