エンドンベレは思うようなキャリアを描けず photo/Getty Images
テクニックは高いレベルにあったが……
2019年にリヨンからトッテナムへ移籍した際にはワールドクラスのMFに育つかと期待されたのだが、大きく失速してしまったのがフランス人MFタンギー・エンドンベレだ。
今回英『Football London』は近年トッテナムを離れた選手たちが現在どうしているのか特集しているが、エンドンベレに関してはトッテナム史上ワースト級の失敗選手と厳しい評価をつけている。
それも仕方がないだろう。トッテナムは当時クラブ史上最高額となる6300万ポンドとされる移籍金でエンドンベレを獲得しており、その移籍金額から期待が大きくなるのは当然のことだ。
足下の技術には特別な才能を感じさせたが、ポジショニングなど課題もあった。結局トッテナムでは絶対的な主力になれず、ナポリ、ガラタサライへのレンタル移籍を経て昨年に母国フランスのニースに移籍。
ニースではまずまずのスタートを切ったが、3月にはスポーツヘルニアを発症してしまい、離脱が続いている。フランス代表からも離れていて、28歳を迎えた現在は理想と異なるキャリアになっていると言える。