ユナイテッドを支え続けるフレッチャー Photo/Getty Images
下部組織改革が進行中
マンチェスター・ユナイテッドの下部組織における指導体制が変革期を迎えている中、かつてのクラブレジェンドであるダレン・フレッチャー氏がU−18チームの監督に就任する可能性が高まっているという。『The Athletic』は、同氏が現時点で最有力候補であると報じている。
フレッチャー氏は現役時代、2000年から2015年までの15年間にわたりユナイテッドでプレイし、通算342試合出場24得点。UEFAチャンピオンズリーグやプレミアリーグ優勝5回を含む15のタイトルを獲得するなど、輝かしいキャリアを築いた。引退後の2021年3月にはフットボールディレクターのジョン・マータフ氏とともにエグゼクティブ職に昇格し、技術部門の中核を担っていた。
しかし、ジム・ラトクリフ氏の共同オーナー就任以降は体制に変化が生じ、2024年4月にはジェイソン・ウィルコックス氏がテクニカルディレクターに就任。フレッチャー氏は現場に戻り、現在はトップチームとアカデミーの橋渡し役となる“テクニカルコーチ”として活動している。
今回のU−18監督の座は、前任のアダム・ローレンス氏の退任によって空席となっている。ローレンス氏は昨シーズンにU−18チームを3冠に導いた名将だった。
なお、フィル・ジョーンズ氏の名前も候補として挙がっているが、現時点ではフレッチャー氏が一歩リードしている模様である。
クラブの未来を担う若き才能の育成に向け、フレッチャー氏の経験と情熱がどのように活かされるか、注目が集まっている。