頭に水を掛けるドンナルンマ photo/Getty Images
命に関わるリスクも
国際プロサッカー選手会(FIFPRO)が6月30日、米国で開催中のクラブW杯にて度々、指摘されている酷暑について、今後さらに深刻な問題に直面すると警告した。
FIFPROは今回、オンライン記者会見を行い、クラブW杯の試合で約40度の気温の中で実施されたことを受け、商業面と選手の安全面との適切なバランスを取るよう訴えた。
またFIFPROは、来年に迫った北中米3カ国開催のW杯でも、ほぼ同時期に行われるため、開催都市のアトランタ、ダラス、ヒューストン、カンザス、マイアミ、モンテレイでは、熱中症リスクが極めて高いと判断。暑さ対策としてハーフタイムを15分から20分にし、試合中に15分ごとにクールダウンの時間を設けるルールを提案した。
さらに30年のW杯は、スペイン・ポルトガル・モロッコで行われる。スペインでは先日、46度の気温が記録されるなど、その懸念はますます高まるとみられる。