レオンへ移籍したハメス photo/Getty Images
レオン移籍はCWC出場を目的としたものだったはずだが……
現在アメリカで開催されているクラブワールドカップ2025(CWC)は、開幕前にちょっとした騒動があった。当初出場が決まっていたメキシコのクラブ・レオンがFIFAの大会規定に引っかかり、直前に大会から除外されてしまったのだ。
レオンはパチューカと同一オーナーである『グルーポ・パチューカ』が所有しており、複数クラブの所有がFIFAの大会規定に引っかかったのだ。
この騒動に振り回される結果となったのがコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスだ。近年のハメスはクラブで結果を残せていなかったが、コロンビア代表では変わることなく中心選手であり続けている。来年にはワールドカップが控えており、それに向けてクラブでも充実した時間を過ごすことがハメスの目的だった。
今年1月にレオンと契約したのも、CWC出場がモチベーションの1つになっていたのは間違いない。それが直前に出場できないことになり、ハメスにとっても想定外の事態だっただろう。
クラブとの契約は今年の末まで残っているが、スペイン『MARCA』は今夏に移籍する可能性も残っていると伝えている。候補の1つに浮上しているのがラ・リーガへの昇格を決めたレアル・オビエドで、オビエドにとってリーガでの経験も豊富なハメスは魅力的か。
レオンでハメスは17戦2ゴール6アシストの成績を残しており、チャンスメイクの力は健在だ。来年のワールドカップへクラブでコンディションを上げたいところで、再度の5大リーグ挑戦も悪い選択肢ではないかもしれない。