レアル・マドリードのロドリゴ photo/Getty Images
出場機会が急減
1日(現地時間)に行われたFIFAクラブワールドカップ決勝トーナメント1回戦でユヴェントスと対戦したレアル・マドリードは、54分にゴンサロ・ガルシアが値千金のヘディングシュートを決めて1-0で勝利を収め、準々決勝進出を決めた。
新戦力のディーン・ハイセンやトレント・アレクサンダー・アーノルドを早くも先発で起用し、さらにレヴァークーゼン時代に採用していた3バックシステムを導入するなど、新指揮官のシャビ・アロンソ監督は独自色を打ち出しながらチームをベスト8に導いて周囲の期待に応えてみせた。
しかし、その一方でロドリゴをめぐる指揮官の起用方針には疑問の声が相次いでいる。シャビ・アロンソ監督は、ユヴェントス戦の前日に行われた記者会見でロドリゴについて尋ねられた際、「彼はこの大会で重要な役割を担うだろう」と発言していたが、実際にはロドリゴに出番が回ってくることは最後までなかった。クラブワールドカップでのロドリゴの出場時間の合計は、ここまで88分にとどまっている。
そのため、スペインのテレビ局『COPE』の番組内に出演したパコ・ゴンサレス氏は、「ロドリゴはレアルに残るのだろうか。このことについて私は大きな疑問を抱いている」と発言。これを受けて共演していたファンマ・カスターニョ氏も「このテーマについて少し発言したい。この前の記者会見の場でシャビ・アロンソは嘘をついた。彼はロドリゴが重要な存在になると言ったが、そういうことは言えない。一度もウォームアップをしないのであれば、何のために彼をベンチに座らせているのだろうか」と最後までロドリゴを起用しなかった指揮官の判断を批判した。
ロドリゴに対してはアーセナルが獲得に興味を示しているという報道が既に現地メディアによってなされているが、次のボルシア・ドルトムントとの準々決勝でも出場機会がなければ、その去就には一層の注目が集まることになるだろう。