ムバッペよりG・ガルシアの方がX・アロンソのスタイルに合って...の画像はこちら >>

CWCで一気にブレイクしたガルシア photo/Getty Images

実績ではムバッペが圧倒的に上だが……

キリアン・ムバッペが急性胃腸炎の問題でクラブワールドカップのグループステージを欠場していた中、レアル・マドリードでインパクトを残したのがFWゴンサロ・ガルシアだ。ここまで4試合で3ゴールを挙げており、新指揮官シャビ・アロンソへの強烈なアピールだ。

もちろんアタッカーとしての実績はムバッペが上であり、ムバッペは2024-25シーズンも批判を浴びながらリーグ戦で31ゴール、チャンピオンズリーグで7ゴールを挙げるなど結果を出した。

しかし、ガルシアのプレイスタイルが新指揮官アロンソのプランに合っているのも確かだ。得点力ではムバッペが上でも、スタイル的にはガルシアの方が相性が良いとも言えるのだ。

レアルは5日にクラブワールドカップ準々決勝でドルトムントと対戦するが、スペイン『SPORT』は胃腸炎から戻ってきたムバッペとガルシア、どちらをセンターフォワードで先発させるべきなのかと悩んでいる。それほどガルシアのインパクトが強かったのだ。

「ゴンサロ(ガルシア)はムバッペの予期せぬ欠場を完璧にカバーした。彼の特長はアロンソの戦術的アプローチにぴったりと合致する。相手センターバックを抑えてペナルティエリアで脅威となり、味方にスペースを与え、守備にも走る。プレスでチームに調和をもたらせるセンターフォワードだ。彼のパフォーマンスはアロンソを納得させ、何よりサポーターを魅了している。CWCでムバッペと交代でピッチを去る際にスタンディングオベーションが起きたのがその証だ」

「アロンソはドルトムント戦へゴンサロかムバッペのどちらを起用するか決めないといけない。マドリーの関係者の中には、ここまでキーマンになってきた選手を外すのは不公平と感じる者もいるだろう。確かにムバッペの攻撃性が相手守備陣に与える威圧感は疑いようがない。しかし、守備面の献身性には疑問もある。たとえチーム得点王でも、ムバッペが調和を乱す可能性があるからだ」

同メディアはこのように伝えていて、ここまでの働きぶりを考えればガルシアを先発から外しづらい。この悩みは新シーズンが開幕しても起きる可能性があり、ガルシアのインパクトは良いサプライズだ。

ムバッペの場合は左ウイングにも入れるため、ヴィニシウスを外すことも出来なくはないだろう。そんなプランを考えたくなるほどガルシアのスタイルはアロンソの要求に合っており、アロンソが新シーズンへ攻撃陣をどう構成してくるのか注目される。


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