CWCではパルメイラスの主力として活躍したエステヴァン photo/Getty Images
アンチェロッティは満足
ブラジル代表監督に就任したカルロ・アンチェロッティにとって、今夏のクラブワールドカップ2025は充実の大会だったのではないか。優勝したチェルシーを筆頭に、ブラジル人選手が結果を出してくれたからだ。
チェルシーでは、ブライトンから加入したFWジョアン・ペドロが実力を発揮。得点力だけでなく、ポストプレイなど相変わらずの器用さを見せてくれた。セレソンの最前線でもペドロが1番手となっていく可能性は十分に考えられる。
チェルシーではストラスブールへのレンタル移籍から戻ってきたMFアンドレイ・サントスも優勝に貢献。チェルシーでどこまで出番を増やせるか分からないが、ストラスブールでの成長ぶりは見事だった。
パルメイラスからチェルシー入りする18歳のFWエステヴァン・ウィリアンも才能を発揮した。次なるステージとなるチェルシーで結果を出す必要があるが、パルメイラスでのパフォーマンスは好印象だ。CWCでも才能の片鱗は見せており、この後合流するチェルシーでも違いを生み出せればセレソンにとって大きなプラスになる。
また準決勝のパリ・サンジェルマン戦で26分間プレイしただけだが、レアル・マドリードではDFエデル・ミリトンも戦列復帰を果たした。ブラジル『O Globo』によると、アンチェロッティはブラジル代表でミリトンの出番を増やしていきたい考えで、2026ワールドカップへ最終ラインのリーダーとなるべき選手と言える。
「彼らは非常に良いプレイをしてくれたね。エステヴァンは個人で素晴らしいパフォーマンスを見せたし、ペドロは準決勝と決勝で決定的な活躍を見せた。
クラブと代表の戦いは違うものだが、CWCでのパフォーマンスにアンチェロッティは手応えを掴んでいるようだ。特にペドロの働きは実にポジティブで、チェルシーでの起用法はアンチェロッティにとっても参考になっただろう。

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