バルベルデは大忙しのシーズンだった photo/Getty Images
あまりにもハードすぎたシーズン
クラブワールドカップ2025も終了し、欧州トップクラブの選手たちはようやくオフに入ることができた。CWCは開幕前から選手の負担が増えると問題視されてきたが、選手の稼働率はプレイタイムを見ると分かってくる。
情報サイト『Transfermarkt』はCWCが終了したタイミングで2024-25シーズンの『出場時間ランキング』を作成しているが、上位陣の出場時間は軒並み5000分を超えてきている。これは代表戦も含まれていて、一流選手は本当に大忙しだ。
10位:キリアン・ムバッペ(レアル・マドリード):5527分
9位:ヨナタン・ター(バイエルン):5544分
8位:オーレリアン・チュアメニ(レアル・マドリード):5609分
7位:ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード):5707分
6位:ジョシュア・キミッヒ(バイエルン):5738分
5位:タイアニ・ラインデルス(マンチェスター・シティ):5787分
4位:アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン):5844分
3位:マイク・メニャン(ミラン):5926分
2位:ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド):5994分
1位:フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード):6480分
TOP10のうち多くがCWC出場者となっていて、中でもレアルとウルグアイ代表の中盤でフル稼働してきたバルベルデのプレイタイムは6000分を軽く超えている。バルベルデは鉄人タイプの選手ではあるが、それでも疲労は確実に蓄積されていることだろう。新シーズンに筋肉系のトラブルなどが起こらないことを祈るばかりだ。
CWC決勝まで戦ったPSGの選手よりもレアルの選手がTOP10に多く入っているのは特長的で、同サイトはレアルが思うようにターンオーバー出来ていなかった証拠と伝えている。怪我人の問題などもあり、特定の選手に依存する格好となってしまったか。
今後もCWC開催の年は選手の負担が増えそうで、選手を守るためにプレイタイムをどうコントロールしていくのか業界全体で考えていく必要がありそうだ。