現在フリーのカイル・ウォーカー・ピータース photo/Getty Images
突如の方向転換
ベジクタシュの指揮官を務めるオーレ・グンナー・スールシャールが、かつてサウサンプトンやトッテナムでプレイしたカイル・ウォーカー・ピータースとの契約を白紙に戻す決断を下した。ベジクタシュの公式サイトによれば、すでにイスタンブールでのメディカルが予定されていたにもかかわらず、同選手側が検査直前に条件の見直しを求めたため、クラブ側がこれを拒否。
ベシクタシュにとって今夏6人目の補強となるはずだったが、同クラブは「契約方針に基づき、交渉から撤退した」と発表している。
一方、移籍破談からわずか数日で、同選手はウェストハムと3年契約を結ぶことで合意に達したと『ExWHUEmployee』が報じている。正式発表は間近で、契約期間は2028年6月までとされる。
セント・メリーズでの契約満了によりフリーとなっていた28歳のサイドバックは、思わぬ形でプレミアリーグ残留を実現させた。
移籍が破談となり、来季も5大リーグでプレイする見通しとなったが、ベシクタシュで欧州の舞台に立つ夢は絶たれた。今回の決断が吉と出るかは、本人のパフォーマンス次第である。