アメリカ代表は今夏のゴールドカップで準優勝 photo/Getty Images
ポチェッティーノ体制になってからも思うような結果は出ていない
今夏アメリカで開催されていたクラブワールドカップ2025。決勝のチェルシーVSパリ・サンジェルマンの一戦は大きな盛り上がりを見せたが、大会中にはFIFAがチケット代の大幅値下げに動くなど、観客動員に苦労したところがあった。
アメリカでもサッカー人気が高まっているとはいえ、それでも読み切れないところがあるのだ。問題は、来年のワールドカップでホスト国・アメリカ代表の応援が盛り上がるかどうかだ。
アメリカは監督にマウリシオ・ポチェッティーノを招聘したが、思うような結果は出ていない。今夏はCWCの裏でゴールドカップに参戦していたが、決勝でメキシコに1-2と敗北。ベストメンバーでなかったとはいえ、優勝できていればもう少し盛り上がったはず。
米『ESPN』によると、元アメリカ代表のクリント・デンプシーもアメリカ国民の熱量には疑問があるようで、今後の親善試合で国民の関心を惹くようなプレイを求めている。
「ゴールドカップの準決勝、決勝にて、アメリカは数的不利に立たされていたよ。相手チームのファンの方が多かったからさ。国民がお金を使って応援したいと思えるようなパフォーマンスをフィールドで見せないとね。それが代表選手の責任なのだから。ベストメンバーが揃い、闘志を燃やしてクオリティを発揮すれば、代表を応援したいとの人々のモチベーションになると思う」
アメリカは2026ワールドカップのホスト国となるため、北中米カリブ海予選はない。代わりに親善試合をこなしていくことになり、9月には韓国代表と日本代表、10月にはエクアドル代表とオーストラリア代表との試合を予定している。
今のところポチェッティーノ体制の期待感は今ひとつといったところだが、親善試合でアメリカ国民を振り向かせられるだろうか。