ドゥエはすっかりPSGの主力に photo/Getty Images
このチームにはまだ伸びしろがある
クラブワールドカップ2025のタイトルこそ落としたものの、フランス国内の支配とチャンピオンズリーグ制覇を達成した2024-25シーズンのパリ・サンジェルマン。
このチームの恐ろしいところは、ピークがまだ先にあると言われる点だ。
まず最大の上昇幅となったのは、昨年から5000万ユーロも市場価値がアップした20歳のFWデジレ・ドゥエだ。現在の市場価値は9000万ユーロとなっていて、これはFWウスマン・デンベレ、クヴィチャ・クワラツヘリアと並んでチームトップだ。
デンベレもバルセロナ時代は怪我の影響などもあって一時3000万ユーロまで市場価値が低下したが、今は再び上昇の途中にある。
他には昨夏の6000万ユーロから8000万ユーロまで上昇した20歳のMFジョアン・ネヴェス、7000万ユーロまで上がっている23歳の左SBヌーノ・メンデス、同じく7000万ユーロまで上昇した22歳のFWブラッドリー・バルコラ。
昨夏の3500万ユーロから6500万ユーロまで上がった23歳のCBウィリアム・パチョ、やや出番は限られたが、それでも5500万ユーロと高い市場価値を誇る19歳MFウォーレン・ザイール・エメリと、若手実力者が顔を揃える。彼らは今後の成長次第で1億ユーロの大台に達する可能性がある。
これだけの若手を育てている指揮官ルイス・エンリケの手腕も見事であり、新シーズンにはさらに完成度の高いサッカーが見られるかもしれない。