上位対決は鹿島に軍配！　神戸が首位浮上　J1第24節まとめ

第24節が行われた photo/Getty Images

マリノスは残留圏と3ポイント差

2025明治安田J1リーグ第24節が19日と20日に行われた。

前節首位に立った柏レイソルと3ポイント差の4位鹿島アントラーズの上位対決。

鹿島は開始5分にハーフウェイライン付近でボールを奪うと、ルーズボールに反応したFWレオ・セアラが右足一閃。ゴール右隅に突き刺さり鹿島が先制する。39分にはFKでMF舩橋佑のクロスボールにDF植田直通が頭で合わせて鹿島が追加点を挙げる。2点のビハインドを背負った柏は43分、右サイドからカットインした久保藤次郎がドリブルでボックス手前まで運ぶ。一度は相手にボールを奪われるも、FW垣田裕暉が素早くプレスバック。こぼれたボールをペナルティエリア内で拾ったMF小屋松知哉が決めて1点を返した。後半は柏ペースで進む中、76分に途中投入されたMF瀬川祐輔が決めて柏が同点に追いつく。このまま2−2で終了するかと思われた後半アディショナルタイム、相手のミスからMF松村優太が決めて鹿島が勝ち越し。これが決勝点となり3−2で鹿島が競り勝った。

柏が首位陥落し代わりに浮上したのがヴィッセル神戸。敵地でファジアーノ岡山と対戦した神戸は30分、DF酒井高徳のシュートをGKスベンド・ブローダーセンがセーブし、こぼれ球に反応したFWエリキが右足で押し込み先制する。64分にはFW宮代大聖がワンツーでボックス手前に侵入しミドルシュート。これがゴール右に吸い込まれ、自身今季9点目をマークした。82分に岡山に1点を返されるが、そのまま2−1で逃げ切り3連勝を飾った。

横浜F・マリノスはホームで名古屋グランパスと対戦。35分、コーナーキックの流れからFW谷村海那が流し込み横浜FMが先制すると、前半アディショナルタイムにはFWヤン・マテウスが相手DFの股下を抜くシュートをゴール右隅に決めて追加点を挙げる。後半アディショナルタイム、FW植中朝日がダメ押しとなる3点目を決めて試合終了。快勝を収めた横浜FMが最下位から脱出し、1試合未消化ではあるが17位の湘南ベルマーレとの勝ち点差を3ポイントに縮めた。

そのほか、FC町田ゼルビアと東京ヴェルディの試合は、DF菊池流帆のゴールを守りきった町田が勝利。アルビレックス新潟はホームでサンフレッチェ広島に0-2で敗戦し最下位に転落。川崎フロンターレとガンバ大阪の試合は前半にFW小林悠のゴールで川崎が先制するも、MF倉田秋、FWデニス・ヒュメットのゴールで逆転負けを喫した。

【第24節試合結果】

7月19日（土）
FC東京　3-2　浦和レッズ
湘南ベルマーレ　3-3　セレッソ大阪

7月20日（日）
鹿島アントラーズ　3-2　柏レイソル
東京ヴェルディ　0-1　FC町田ゼルビア
清水エスパルス　2-0　横浜FC
横浜F・マリノス　3-0　名古屋グランパス
アルビレックス新潟　0-2　サンフレッチェ広島
ガンバ大阪　2-1　川崎フロンターレ
ファジアーノ岡山　1-2　ヴィッセル神戸

7月21日（月）
18:00　アビスパ福岡　vs　京都サンガF.C.

【順位】

1位　神戸（46/+12）
2位　鹿島（44/+12）
3位　柏（44/+10）
4位　広島（42/+11）
5位　京都（41/+11）
6位　町田（40/+9）
7位　川崎F（38/+12）
8位　浦和（34/+5）
9位　C大阪（34/+4）
10位　G大阪（34/-2）
11位　岡山（30/-2）
12位　清水（30/-3）
12位　福岡（30/-2）
14位　FC東京（29/-7）
15位　名古屋（28/-5）
16位　東京V（28/-9）
17位　湘南（24/-14）
18位　横浜FM（21/-9）
19位　横浜FC（19/-16）
19位　新潟（19/-17）