信頼を取り戻したサンチェス Photo/Getty Images
信頼を勝ち取る
チェルシーが正守護神の人選に関する重大な決断を下した。『TEAMtalk』によれば、クラブはこれまでACミランのフランス代表GKマイク・メニャンの獲得に向けて幾度となくオファーを提示していたものの、最終的には移籍金2000万ポンドという要求額に応じることなく撤退を決めたという。
メニャンとは年俸約730万ポンド、6年契約で個人合意に至っていたが、交渉の長期化とミランの強硬姿勢により、クラブは最終的に方針転換を選択。2025-26シーズンのゴールマウスを、ロベルト・サンチェスに託す方針を固めた。
2024-25シーズン、サンチェスはパフォーマンスの浮き沈みに悩まされたが、FIFAクラブ・ワールドカップでの活躍が評価された。特に決勝戦のパリ・サンジェルマン戦では、複数のビッグセーブで3-0の快勝に貢献。この一戦がクラブの信頼を取り戻す大きな転機となった。
サンチェスはクラブ公式メディアのインタビューで「夢のようだ。3-0で勝って、クリーンシートで、内容も支配できた。歴史を作るチャンスを信じていたし、現実になった」と喜びを語っている。
監督エンツォ・マレスカは、若く才能あるチームの将来性を信じ、今季は新たなGK補強を見送る決断に至った。サンチェスにとっては、自身の地位を確立するためのまたとないチャンスとなる。