リヴァプールのイブラヒマ・コナテ photo/Getty Images
現契約は来年6月末で満了
リヴァプールではイブラヒマ・コナテの去就が不透明なままになっている。来年6月まで現在の契約が満了となることから、同クラブは既に契約延長のオファーを提示した。
このまま交渉が難航すれば、今年のトレント・アレクサンダー・アーノルドに続いて2年連続で移籍金の発生しないフリー移籍という形でリヴァプールは主力選手を失うことになる。
そのため、リヴァプールが今年夏の移籍市場でコナテの売却に踏み切る可能性も取り沙汰されている。イギリスメディア『CaughtOffside』によれば、コナテの獲得を熱望しているとされるレアル・マドリードは、3400万ユーロ(約59億円)までなら移籍金を支払う用意があり、すぐにでもコナテを守備の即戦力として迎え入れたいと考えているという。
しかし、リヴァプールは仮にコナテを売却するにしても安売りするつもりはなく、移籍金4700万ユーロ(約81億5000万円)を交渉開始の最低ラインに設定。提示額との差があまりにも大きいことから、レアルは今年夏での獲得には拘らず来年夏にフリー移籍で獲得する意向であることをコナテにも伝えたと『CaughtOffside』は報じている。
また、同メディアによればレアルのライバルであるバルセロナもコナテの獲得を検討し始めていて、既に代理人と接触しているという。こちらもリヴァプールの要求額が変わらなければ来年夏のフリー移籍を見据えているようだ。
リヴァプールは、コナテの要求を呑んで待遇の大幅改善を決断するか、移籍金の交渉ラインを下げて今コナテを売却するかを決める必要に迫られている。