レアル・マドリードのフェルラン・メンディ photo/Getty Images
近年は怪我で稼働率低下
レアル・マドリードは、今年夏の移籍市場でフェルラン・メンディの放出を検討しているようだ。スペイン紙『AS』が伝えている。
2019年6月にリヨンからレアルに加入したメンディは、高い身体能力を活かした対人守備の強さで当時の指揮官だったジネディーヌ・ジダン氏の信頼を勝ち取り、不動の左サイドバックだったマルセロからレギュラーポジションを奪取。2019-20シーズンでのラ・リーガ優勝に大きく貢献した。
しかし、その守備力にはいまだに定評があるメンディだが、今年4月にも右大腿四頭筋の腱を断裂するなど最近は怪我による離脱が多くなっている。
こうした状況に加えてFIFAクラブワールドカップ2025でフラン・ガルシアがメンディの不在を埋める期待以上の活躍を見せたこと、さらにはベンフィカからアルバロ・カレーラスの獲得に成功したことでクラブの首脳陣はメンディを余剰戦力と見るようになり、放出候補になっていると『AS』は伝えている。
選手の市場価値を独自に算出しているドイツメディア『Transfermarkt』によれば、メンディの現在の市場価値は1400万ユーロ(約24億3000万円)。このあたりが交渉開始の最低ラインとなるだろう。