アーセナルに移籍したギェケレシュ Photo/Getty Images
プレミアでは難しい
アーセナルが獲得した27歳のスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュだが、元マンチェスター・ユナイテッドDFのリオ・ファーディナンド氏は、この大型ストライカーに対して懐疑的な見方を示している。
ファーディナンド氏は自身のポッドキャスト番組『Rio Ferdinand Presents』の中で「本当に集中して3回観たが、プレミアリーグではあのようなシュートチャンスは得られない」とコメント。
ギェケレシュは昨季スポルティングで公式戦52試合54得点と圧巻の数字を残しており、チャンピオンズリーグではマンチェスター・シティ相手にハットトリックを決めた。しかし、プレミアリーグでのプレイスピードや守備強度を考慮すれば、同じような得点機会に恵まれるかは未知数である。
アーセナルは本来、RBライプツィヒに所属するベンジャミン・シェシュコの獲得を優先していたが、年俸面での折り合いがつかず断念。そこでターゲットをギェケレシュに切り替えた形だ。前線に張る純粋なNo.9の補強は、ミケル・アルテタ監督がかねてから望んでいた要素でもある。
ゴール前での決定力とフィジカルを武器とするギョケレシュが、イングランドの頂点を争うクラブで通用するのか。ファーディナンド氏の懸念は、期待の裏返しとも受け取れるが、プレミア初挑戦となる27歳の真価が問われることになりそうだ。