チェルシーでも結果を残せなかったフェリックス photo/Getty Images
元アトレティコ選手も嘆き
2019年にベンフィカからアトレティコ・マドリードへ1億2600万ユーロの移籍金で移籍してから6年。苦悩の日々を過ごしてきたポルトガル代表FWジョアン・フェリックスは、今夏サウジアラビアのアル・ナスルへ向かうことになった。
これまでアトレティコ、チェルシー、バルセロナ、ミランと名門クラブを渡り歩いてきたが、いずれのクラブでも満足な結果は残せていない。25歳でのサウジアラビア行きは、喜びづらい結果と言えるかもしれない。
そんなフェリックスに厳しい指摘をしたのは、アトレティコでもプレイしたマリオ・スアレスだ。スペイン『SPORT』によると、スアレスは自身のSNSにてフェリックスへ正直な思いを明かしている。
「信じられない。数年にわたって複数のチームでスタメンに入れなかった後、25歳でサウジアラビアに行くなんて。これは(才能が確かだとしても)才能だけでは不十分であることを示している。メンタリティ、姿勢、成功への欲望、そして今いる場所に適応することがいかに重要かを示している。1億2000万ユーロも支払ったアトレティコとチョロ(シメオネ)の判断は間違っていたのか?みんなはどう思う?それでも、ジョアンが新たなステージで幸運に恵まれることを願っている。彼が何よりも幸せでありますように!」
最初に移籍したアトレティコで指揮官ディエゴ・シメオネのスタイルに合っていなかったのは確かだろう。シメオネの要求するハードワークに応えるのは厳しく、1億ユーロ超えの移籍金も余計なプレッシャーとなっただろう。スアレスの言葉通り才能は確かなはずだが、5大リーグではそれをなかなか発揮できなかった。