バイエルンに長く在籍するウルライヒ photo/Getty Images
10年で出番は103試合だけ
バイエルンでは39歳を迎えているGKマヌエル・ノイアーが長くゴールを守ってきたが、それを控えの立場からサポートしてきた選手のことも忘れてはならない。
29日にクラブと1年契約を延長した36歳のGKスヴェン・ウルライヒだ。
ウルライヒは2015年にシュツットガルトからバイエルンに加わっているが、その時もチームの絶対守護神はノイアーだった。ウルライヒは控えGKとしてほとんどの時間を過ごすことになり、約10年間在籍しながら出場したのは103試合だけだ。
現在チームには21歳と若いヨナス・ウルビヒも控えていて、ウルライヒに出番が回ってくることはほとんどないだろう。それでもバイエルンとウルライヒの絆は強く、クラブのマックス・エウベルSDもウルライヒとの契約延長を喜んでいる。
「彼はまさに信頼性の化身と言うべき存在だ。言葉通り、約束を守る人物なのだ。彼のような人物はどのチームにもプラスになる。彼をもう1シーズンチームに迎えることができ、大変嬉しく思う」(『Bild』より)。
ウルライヒは少なくとも来夏までクラブに残ることになり、来夏にはノイアーも契約満了を迎える。その際にノイアーがまだ現役を続けるのか、若いウルビヒに守護神を任せるかなど、バイエルンはGK人事について考えることになりそうだ。