スカッドが膨れ上がり35人 シティは今夏どのように人員整理を...の画像はこちら >>

マンチェスター・シティのグリーリッシュ photo/Getty Images

誰が残り、去るのか

マンチェスター・シティは肥大化したスカッドをどのように整理するのだろうか。

シティはペップ・グアルディオラ監督就任以降、プレミアリーグで素晴らしい成績を収めており、20-21シーズンから前人未到の4連覇を達成している。

CLでも22-23シーズンにクラブ史上初のタイトルを獲得し、その強さを知らしめた。

そのためか5連覇を狙う24-25シーズンの夏の移籍市場ではサビーニョ、そしてイルカイ・ギュンドアンの復帰のみでマーケットを閉じた。シティは冬の移籍市場で積極的に動くクラブではないため、23-24シーズンの冬もほとんど動いておらず、2つの移籍市場で大きな動きはなかった。

しかし、昨季はロドリをはじめとする主力に負傷者が続出。勝てない時期が続き、ついに連覇の記録が途切れてしまった。

そこでシティは大きく動き出す。24-25シーズンの冬、そして今夏と2つの移籍市場で続けて大型補強を敢行。スカッドを大きくした。

一方で放出はそこまで進んでおらず、『transfermarkt』が集計しているトップチームの人数は35人。プレミアではチェルシー、サンダーランド、バーンリーに続くスカッドの大きさとなっている。

指揮官はこの現状に不満を持っており、チームを縮小しなければシティを去るとまで発言している。

『The Athletic』では今夏の放出候補として、カルビン・フィリップス、ジャック・グリーリッシュ、ジェイムズ・マカティ、シュテファン・オルテガ、ヴィトール・レイス、クラウディオ・エチェベリ、スヴェレ・ニーパンの7選手の名前を挙げている。


ただし、レイス、エチェベリ、ニーパンの3人は完全移籍ではなく、ローンでの武者修行になると予想されている。

フィリップスら4選手の中で、移籍の可能性が高いのはマカティとオルテガの2人だろう。すでにシティによって拒否されたがマカティに対してはノッティンガム・フォレストがオファーを提出している。

オルテガにも関心を寄せるクラブがあり、それほど多くの移籍金がかからないと予想されることから彼を欲しがるクラブは少なくないはずだ。

彼ら全員が今夏シティを離れることになれば、シティのスカッドは28人となる。ペップ監督はより少ないスカッドを希望していたが、過密日程を考えるとそれは現実的ではないため、最終的にスカッドは20人後半で落ち着くのではないだろうか。

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