レアル・マドリードのキリアン・ムバッペ photo/Getty Images
どちらも残留を希望
退団したルカ・モドリッチに代わってキリアン・ムバッペが背番号10を背負うことが発表され、レアル・マドリードは今後ムバッペを中心としてチーム再編を行っていく方針を明確にした。彼は新シーズンでも自由に動ける最前線で起用される可能性が高い。
一方、レアルの首脳陣はこのムバッペが欠場する場合に代わりを務めるバックアッパーについてはまだ決めかねているようだ。スペイン紙『AS』によれば、彼らの中ではエンドリッキかゴンサロ・ガルシアのどちらかにその役割を託し、もう一人はレンタル移籍で他のクラブに行かせて試合経験を積ませたいと考えているという。
エンドリッキは昨年夏にパルメイラスからレアルに加入。昨シーズンは怪我による離脱が続き、期待通りのパフォーマンスを発揮できなかったが、本人はレンタル移籍を希望していないとされる。新指揮官であるシャビ・アロンソ監督にアピールしてレギュラーポジションの獲得をめざしているという。
レンタル移籍を希望していないという点では、ガルシアも同様のようだ。サテライトチームにあたるカスティージャで25ゴールを決め、FIFAクラブワールドカップ2025でも6試合で4ゴールと得点を量産。イングランドの複数のクラブがオファーの準備を進めているとされるが、ガルシアの代理人はレアルと早期の契約延長に向けた交渉に既に入っていると『AS』は伝えている。
夏の移籍市場が閉まるまで残りあと1カ月ほど。そこまでのプレシーズンマッチや公式戦でのパフォーマンスを見て、首脳陣は決断を下すことになる。果たしてどちらが残留となるのだろうか。