アジアツアーを行なっているバルセロナ photo/Getty Images
ワールドカップの影響も……
現在アジアツアーで日本と韓国を訪れているバルセロナだが、来年のプレシーズンツアーもアジアで行う可能性があるという。
スペインメディア『MUNDODEPORTTIVO』によれば、「2026年のツアーは再びアジア大陸をターゲットに」と題し、来年もアジアで行う可能性があると報道。
バルセロナのプレシーズンは大概アメリカで行うことが多いが、来年はワールドカップがアメリカでも開催されるためアメリカ開催が実質不可能。現に今年もクラブワールドカップがアメリカで開催されたことからアメリカでプレシーズンを行うことは厳しいとされていた。同メディアはサッカー界の投資家たちは既に来年のワールドカップに資金を投じており、今まで通り収益をアメリカツアーに出す余裕はほとんど残っていないだろうと見解。代わりにアジア市場に目を向けアジアで行う可能性があるだろうと伝えている。
また、今回のアジアツアーが大いに評価されていることも大きい。安田グループの金額未払い問題もあり一時はゴタゴタになった今回のアジアツアーだが、バルサは今回のツアーに満足しているとのこと。特にスタジアムの観客動員数、メディアの報道、YouTube配信の3つの面で大成功だったと評価しており、観客動員数ではヴィッセル神戸、FCソウル戦で多くの観客が訪れたこと、メディアの面ではクラブの取材対応、会長であるジョアン・ラポルタ氏のインタビューがアジアと世界の主要メディアで掲載されたこと、配信ではFCソウルとの試合がYouTubeで配信され、視聴回数が1,400万回以上だったこと、これらの面で成功を収めたことにクラブは満足しているという。
なお現状検討段階であり、そもそもどの国で行われるかも決まっていない。だが今回の日韓ツアーで好印象だったことは確かなようだ。