母国のサントスでプレイするネイマール Photo/Getty Images
挑発に乗りやすい
サントスはブラジレイロ・セリエAでジュベントゥージと対戦。ネイマールの2ゴールもあり3-1と快勝を収めた。
ネイマールがサントスに復帰してから1試合で複数ゴールを決めたのは、これが初めてとなる。『MUNDODEPORTIVO』によれば、ブラジル代表監督カルロ・アンチェロッティのスタッフがこの試合をチェックしに来ていたという。ブラジル代表はすでに来年のW杯の出場権を獲得したが、9月初旬にチリ、ボリビアとの最終予選を残しており、アンチェロッティ監督はこれから本大会に向けたメンバー選定に入っていくところだ。
代表のエグゼクティブコーディネーターであるロドリゴ・カエターノ氏らが見守るなかで2ゴールを決めたネイマール。1つはPKだったが決定力を披露しており、良いアピールになったと言いたいところだが、同紙はネイマールがあいかわらずの欠点を1つ露呈したと報じている。
それは挑発に乗りやすいところだ。相手選手と口論を始めたネイマールは、不要なイエローカードを頂戴している。同紙は「口論を始めた時点ですべての解説者が予想していた」と、ネイマールの欠点を指摘している。
技術は素晴らしいが、ファウルを受けた際に必要以上に痛がって転げ回るなどの行動がたびたび指摘されてきたネイマール。33歳のベテランとなったが、落ち着きとは無縁なようで、この闘争心が吉と出るか凶と出るか、アンチェロッティは見極めなければならないだろう。