レアルでプレイするギュレル photo/Getty Images
新たな司令塔になれるか
2023年夏にフェネルバフチェからレアル・マドリードにやってきたトルコの逸材アルダ・ギュレル。
加入から2シーズンはスター揃いのチームの中で、限られた時間しか出場できなかった同選手だが、カルロ・アンチェロッティからシャビ・アロンソに指揮官が代わった今夏からギュレルの状況は大きく変わっている。
アンチェロッティの下ではベンチを温めることがほとんどで、終盤の投入がメインだったが、アロンソが率いたクラブW杯では6試合中5試合でスタメン。さらに起用される場所にも変化があり、ギュレルは中盤で輝きを放った。
トニ・クロースやルカ・モドリッチらが去ったレアルの新司令塔としても期待されているギュレル。アロンソ新体制で20歳の同選手はチームの中心的存在になると予想されているが、新シーズンに向けてギュレルは準備万端だという。
スペイン『as』によると、ギュレルは今夏肉体改造に取り組んだようだ。水泳やジムでのトレーニングに注力し、筋肉量を8~10キロ増やしたようで、「18歳でマドリードにやってきた、子供のような体型の少年はもはやいない」と同メディアはフィジカル面での変化に言及。
またトレーニングだけではなく、最高のコンディションを保つために、同選手はフィジカルトレーナー、理学療法士、そしてシェフと一緒に生活を送るようになり、食事の面やライフスタイルも見直しているという。
今シーズンをフルで戦うために徹底した肉体改造を行っているというギュレル。中盤として新たな才能を開花させる20歳は新時代を迎える今シーズン、飛躍する準備を整えている。