昨季PLを制したリヴァプール Photo/Getty Images
結果が楽しみだ
2025-26シーズンの開幕を目前に控え、『TNT Sports』で解説を務めるジョー・コール氏と、元マンチェスター・ユナイテッドのオーウェン・ハーグリーブス氏がプレミアリーグの順位予想を発表した。その中でも特に注目を集めたのが、マンUに対する見立てである。
コール氏は「マンUは9位に終わる」と予想し、上位争いには加われないとの見解を示した。一方のハーグリーブス氏も「7位」とし、慎重な立場を崩していない。
昨季、ユナイテッドはエリック・テン・ハーグ前監督の下でクラブ史上最悪のスタートを記録。10月には同監督が解任され、11月にルベン・アモリムがスポルティングCPから招聘されたが、成績は好転せず、最終順位は15位。アモリム就任時の順位よりも2つ下げてシーズンを終えた。
こうした結果を受けて、クラブは今夏に積極的な補強に乗り出した。中でも、ニューカッスルとの争奪戦を制してベンジャミン・シェシュコ獲得に迫っている点が大きな話題となっている。ただし、再建途上のチームがどこまで上位に食い込めるかは依然として未知数である。
優勝争いについては、両氏ともにリヴァプールを本命と予想。2年目を迎えるアルネ・スロット体制への期待が高まっている。アーセナルに関しては、ハーグリーブス氏が「再び2位」と予想する一方で、コール氏は「4位に転落する」と見ており、優勝のチャンスを逃したとの認識を示した。
昇格組に対しては厳しい見通しが並ぶ。ハーグリーブス氏は、サンダーランド、バーンリー、リーズが1年で降格すると予想。一方のコール氏は、「スコット・パーカー率いるバーンリーは残留する」と述べ、代わりにウルヴズの降格を予想している。
波乱含みの幕開けが予想される2025-26シーズンのプレミアリーグ。熾烈な優勝争いが予想される中、サプライズを起こすのはどのチームか。各クラブの指揮官の手腕に注目が集まる。