PSGのランダル・コロ・ムアニ photo/Getty Images
PSGは約86億円の移籍金要求
ヒューゴ・エキティケをリヴァプールに奪われ、さらにベンヤミン・シェシュコにもオファーを断られるなど、今夏の移籍市場でニューカッスルはリストアップしていた即戦力のストライカー候補の獲得に悉く失敗している。
しかし、同クラブの首脳陣は早くも次のターゲットへと照準を変更し、動き出しているようだ。
コロ・ムアニは2023年9月にフランクフルトから5年契約でPSGに移籍したが、期待通りのパフォーマンスを発揮することができず、今年1月にユヴェントスにレンタル移籍で加入していた。
セリエA16試合に出場して8ゴールと結果を残したため、ユヴェントスとしてはコロ・ムアニを買い取ることでの完全移籍も検討していたようだが、PSGが移籍金5000万ユーロ(約86億円)以上を要求していることから獲得を断念。代わりに買い取りオプション付きの再度のレンタル移籍を提案したものの、これはPSGが拒否したと『Bild』は伝えている。
2021年10月にサウジアラビアの政府系ファンドであるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が買収して以降、ニューカッスルはイングランドでも屈指の金満クラブとなった。彼らにすれば、PSGが要求している5000万ユーロ(約86億円)以上という移籍金は不可能な金額ではない。
また、このままPSGに戻っても出場機会が得られそうにないコロ・ムアニにとってもプレミアリーグ挑戦は悪い話ではないだろう。そのため、今後一気に移籍話が進展する可能性は十分にありそうだ。