ギウはチェルシーからサンダーランドへ photo/Getty Images
チェルシーでは出番が増えなかったが……
昨季2部からのプレミアリーグ昇格を決めたサンダーランドは、プレミア残留へ今夏に超積極的な補強を見せている。これまでもMFグラニト・ジャカやノア・サディキ、ハビブ・ディアロ、FWシモン・アディングラなど実力者を複数獲得してきたが、最前線にはチェルシーから19歳のFWマルク・ギウをレンタルで加えることになった。
ギウはバルセロナのアカデミーで育ち、昨夏にチェルシーへ移籍。UEFAカンファレンスリーグなどでは結果を出していたが、さすがにチェルシーは実力者が多い。今夏も前線にはリアム・デラップ、ジョアン・ペドロを迎えており、ギウが出番を増やすのは難しかっただろう。ギウにとってもサンダーランドへのレンタル移籍は大きなチャンスだ。
英『Chronicle Live』によると、サンダーランドのクリスティアン・スピークマンSDもギウの獲得を喜んでいる。プレミアでの経験は少ないが、チェルシーでは高い得点感覚を見せていた。サンダーランド側の期待も大きいだろう。
「レンタルでの獲得は、親クラブの説得も重要となる。チェルシーが我々に信頼を寄せてくれたことに感謝したい。もっとも重要なのは、マルク(ギウ)がサンダーランドの一員になりたいと思ってくれたことだ。彼の獲得を巡る競争は激しく、この夏はいくつか選択肢があった中でサンダーランドを選んでくれたことを嬉しく思う。彼は成長中のストライカーであり、我々のチームにフィットする特性を備えている。
果たしてギウはサンダーランドのプレミア残留に貢献できるだろうか。昇格組のサンダーランドがチーム全体でシュートチャンスをどれだけ作っていけるかがカギとなりそうだが、ギウがプレミアで本格ブレイクする可能性は十分にあると言えよう。