フランクフルトへの加入が決まった堂安律 photo/Getty Images
「主力選手たちのコンディションが重要だ」
現地時間7日、フランクフルトは日本代表MF堂安律を獲得したことを発表した。契約は2030年までの5年契約。
これまでフランクフルトには多くの日本人選手が所属。高原直泰や稲本潤一、乾貴士(清水エスパルス)、近年では長谷部誠、鎌田大地(クリスタル・パレス)が所属しており、21−22シーズンにはチームのヨーロッパリーグ優勝に貢献した。その後、23−24シーズンに鎌田はイタリアのラツィオへ移籍し、長谷部も昨夏に現役を引退。昨シーズン、チームは3位フィニッシュでチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。
今回クラブ史上6人目の日本人選手となった堂安。『ESPN』はこれまでの堂安の経歴を紹介し、「フランクフルトの新たな日本人サクセスストーリーとなるだろう」と同選手に期待を寄せている。「堂安は今、フランクフルトのファンに深く愛された同胞たちの足跡を辿ろうとしている」とこれまで在籍していた日本人選手の後に続けるか注目していると報じていた。
また、同メディアは「現在27歳の堂安は、日本代表のスタメンでも主力として定着し、森保一監督率いる3-4-2-1システムにおいて、守備的な役割を担うウイングバックとして起用され、優れたパフォーマンスを発揮している。このシステムは大きな成功を収めている」と日本代表の堂安も評価。その上で今回のアジア予選、16試合中13勝2分1敗の好成績を収めた日本代表について「ワールドカップを控え、日本代表の出場が当たり前となっている今、今シーズンは日本の主力選手たちにとって重要なシーズンとなる。8大会連続で出場権を獲得し、過去4回ベスト16に進出したものの、それ以上の成績を残せなかった日本にとってはもはや出場権を得ただけでは満足しない。
今シーズンは、キャリア初のチャンピオンズリーグでプレイできる堂安。近年では欧州のトップリーグでプレイする日本人選手が多く、そこでの経験が日本代表のレベルアップにつながっていることは確かだ。今シーズンも多くの日本人選手に注目がいくだろう。