アジアツアーは無事に終わるも、バルサは主催者のD-Drive...の画像はこちら >>

スケジュール面や気候面で不満を抱いていたというフリック監督

唐突のスケジュール変更や気候面で不満を露わに

今夏のプレシーズンで日本と韓国を訪れたバルセロナ。ラミン・ヤマルやペドリ、ハフィーニャら主力メンバーも訪れ、日本でヴィッセル神戸、韓国でFCソウル、大邱FCと対戦し、それぞれ勝利を収めた。

新戦力も試せたことでツアーは無事終了し、チームは現在、1週間後に迫った開幕に向け準備を進めている。

『MUNDODEPORTTIVO』によれば、バルセロナは今回のアジアツアーではスタジアムの観客動員数、メディアの報道、Youtube配信の3つの面で大成功だったと評価していた。だが、ツアーの細かい部分ではクラブに不満をもたらしていたようだ。

『SPORT』によれば、バルセロナは今回のアジアツアーのプロモーターを務めた韓国のD-Drive社との提携を終了すると報じた。クラブは今回のアジアツアーで同社への不満が広がっており、特に監督のハンジ・フリックはスケジュール面、気候面で不満を抱いていたという。

安田グループによる金額未払い問題で一時は中止が発表されたヴィッセル神戸との試合。結果的に楽天の三木谷浩史会長が不足分を補ったことで問題は解決したものの、この混乱はチームに悪影響を及ぼすこととなった。本来であればバルサは日本に来て練習が2回あったものの、結果的に練習が神戸戦前日の1回しか行われなかったことにフリック監督は良く思わなかったという。日程面に関しては、神戸戦だけでなく以降の韓国でのツアーでも問題があり、特に日本、韓国共に気温が高いことから、そんな過酷な環境の中で練習や試合を強いられたことにも不満を示していたという。

また、バルセロナへの帰路の対応にも不満を示しており、バルサの選手たちは帰国便に乗るために大邱からソウルまで陸路で戻らなければならなかったことも指摘。帰国の旅路にはクラブ関係者も不満を露わにしたという。これらの結果、バルセロナは主催者のD-Drive社との提携を終了するとのこと。
また、来年再び日本、韓国でアジアツアーを行うかは不明だが、日本と韓国のバルセロナファンの歓迎ぶりをクラブは好意的に評価していたこと、来年はW杯が北中米で行われるだけに、再びアジアでのツアーを考えているという。

色々あった今回のアジアツアー。クラブにとっては様々な問題点があったようだ。

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